家族性腫瘍
Online ISSN : 2189-6674
Print ISSN : 1346-1052
特集 2 : 遺伝カウンセリング
家族性乳癌家系の経験による積極的働きかけへの方針転換
田所 かおり大住 省三那須 淳一郎菊屋 朋子佐々木 晴子青儀 健二郎久保 義郎谷水 正人
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2007 年 7 巻 1 号 p. 27-29

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抄録
現在わが国では成人の遺伝医療分野の名称はかならずしも一般に認知されたものではなく,ほとんどの施設で,積極的な働きかけが行われていないと思われる.当院では平成12 年に家族性腫瘍相談室を立ち上げ,入院時に家族歴を調査するシステムを導入し,そのデータに基づきカウンセリングをリクルートしている.今回の事例では,家族性腫瘍の疑いがある家系に対して,できるだけ早い時期から関わっていく必要性を学んだ.今後は遺伝医療に対する院内全体でのチーム医療につなげてゆきたい.
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© 2007 The Japanese Society for Familial Tumors
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