日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
Virtual-colonoscopyスクリーニング検査で偶然発見された膵病変
江藤 奈緒瀧 智行坂田 豊博富田 誠小田 雄一舩坂 好平服部 外志之中澤 三郎乾 和郎
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2007 年 45 巻 6 号 p. 635-640

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抄録
当院では大腸スクリーニング検査としてVirtual colonoscopy以下VCを2003年6月より開始し約4年間でのべ4,644例に施行している。VCのaxial画像から偶然大腸病変以外の疾患が指摘されるようになり, 中でも膵病変の指摘が目立った。大腸病変以外の疾患は44例0.94%に認められ, その内膵病変は29例0.62%と最も多かった。膵病変の内訳は膵嚢胞17例0.37%, IPMN7例0.13%, 膵仮性嚢胞2例0.04%, 膵癌1例0.02%, SPN1例0.02%, MCN1例0.02%であった。経験した膵病変4例(SPN症例, 膵癌症例, IPMN症例, 単純性膵嚢胞症例)について報告した。Dynamic studyでのMDCTにおける膵病変診断の有用性については報告があるが単純のaxial画像を活用した報告はなく, VC時に大腸病変検索に加えて膵病変発見に寄与できることは理想的を考えられる。
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© 2007 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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