抄録
ナイロン仮撚加工糸 (PTY、10d/5f) を芯糸として繭糸をその周りに交絡させた20dのハイブリッドシルクを繰製する際に、エアージェットを用いずに、ナイロンPTYの解撚トルク方向、ケンネルより方向、回転接緒器の回転方向の3者の組合わせによってハイブリッドシルクの品質を向上させる方法を検討した。その結果、ナイロンPTYの解撚トルクがS方向の時はケンネルよりをZ方向、回転接緒器の回転方向をS方向とすることにより交絡度は向上し、また繊度偏差は小さく、セリプレーン検査による糸むらは少なくなり、節点は向上する傾向を示した。逆にナイロンPTYの解撚トクル方向がZ方向の時は、ケンネルよりをS方向、回転接緒器の回転方向をZ方向とすることにより品質は安定した。