日本消化器がん検診学会雑誌
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肝炎ウイルス検査による肝がん検診
池田 敏
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2008 年 46 巻 2 号 p. 189-197

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抄録
わが国の肝がんによる死亡は1975年頃より急激に増加し, 悪性新生物による死亡の第四位を占めているが, 2000年頃より頭打ちとなり2002年をピークに僅かに減少傾向にある。肝がんの予防には肝炎ウイルス陽性者を拾い上げてインターフェロン治療等を行い, 発がんを予防するという1.5次予防が有効とされている。2002年より肝炎ウイルス検診が実施され, 2006年までの5年間にC型肝炎検査は863万人が受診し陽性者は99,950人(1.2%), B型肝炎検査は870万人が受診し陽性者は100,983人(1.2%)であった。検診の効果を上げるためには肝炎ウイルス陽性者の事後管理が重要であり, 肝炎に対する正しい知識の普及を図るとともに, 精密検査・特殊治療を受け持つ基幹病院と日常診療を行う地域の医療機関, 受診勧奨, 精検未受診者対策を担う行政・保健師の三者が密接に連携して, 個々に対し適切な事後管理を行っていくことが重要である。
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© 2008 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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