日本消化器がん検診学会雑誌
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経験
職域大腸がん検診の精度管理─精検受診率からの考察─
島田 剛延盛田 美樹千葉 隆士加藤 勝章渋谷 大助
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2014 年 52 巻 4 号 p. 448-454

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抄録
平成23年度の日本消化器がん検診学会全国集計によると, わが国の地域大腸がん検診における精検受診率は約70%であるのに対して, 職域では極めて低く約30%と報告されている。我々は職域検診における精検受診率向上のため, 1)精検処理能を確保し, 精検までの待ち日数を少なくすること, 2)受診状況の確認, 3)未受診者への受診勧奨, などを行った。平成4年度から平成23年度の職域検診の受診数は142,437名で, 精検該当者は5,180名(3.6%)であった。このうち95.4%が精密検査を受診していた。こうした対策でも職域大腸がん検診の精検受診率は改善する可能性が示唆されたが, 検診の効果を最大限に高めるには組織型検診の体制を導入するような抜本的な取り組みが必要だろう。
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© 2014 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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