日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
多施設胃内視鏡検診における金沢市方式(3次レフリー読影)の検討(ダブルチェックの精度管理について)
大野 健次高畠 一郎西村 元一上野 敏男鍛治 恭介羽柴 厚竹田 康男
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2014 年 52 巻 6 号 p. 715-722

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抄録
金沢市多施設内視鏡検診における1次読影, 2次読影, 3次読影の癌発見率, 要精検率, 陽性適中率, 見逃し率について検討を行った。2008年から5年間で52540件発見癌は172例(0.33%)。1次の癌発見率は0.30%, 要精検率は1.1%, 陽性適中率29.2%, 見逃し率8.7%, 2次はそれぞれ0.30%, 2.2%, 15.9%, 7.6%, 3次はそれぞれ0.31%, 1.2%, 21.1%, 4.7%であった。要精検率は1次が最も低く, 陽性適中率も1次が最も高かったが, 見逃し率は有意差をもって3次が最も優れていた。2次の見逃し率は1次よりも優れていたが有意差はなく, 要精検率, 陽性的中率ともに劣っており問題を残した。金沢市独自の方式である3次読影(レフリー読影)をいれることにより見逃し率などを2次読影から改善することができ, 内視鏡検診には3次読影まで必要だと思われた。
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© 2014 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
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