日本消化器がん検診学会雑誌
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特集:膵がん検診の確立を目指して
各施設の試み~膵がん検診~ 超音波内視鏡検査を取り入れた膵がんドックの試み
林 大樹朗竹内 真実子江畑 美恵子
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キーワード: 膵がん, 膵がんドック, EUS
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2026 年 64 巻 3 号 p. 455-464

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抄録

当院では2021年12月より, 超音波内視鏡検査(EUS)を取り入れた膵がんドックを開始した。今回, 2025年3月までに本ドックを受診した76例について検討を行った。検査はまずMRI/MRCPを施行し, その後, 血液検査および静脈確保を行った上で鎮静下にEUSを実施した。受診者の年齢中央値は61.5歳(30~81歳)で, 男性42例, 女性34例であった。1例で閉所恐怖症のためMRI/MRCP検査を中断したが, 全例でEUS検査は完遂された。膵異常所見の陽性率は44.7%(34例)であり, その内訳では膵嚢胞が最も多く26例(34.2%)を占め, 嚢胞径の中央値は5mm(2~118mm)であった。EUSにて膵がん疑いを1例に認め, その腫瘍径は4mmであった。膵異常所見を認めた34例は全例, 当院消化器内科にて精査を行い, 膵がん疑いの1例は手術加療の結果, 高異型度膵上皮内腫瘍(high-grade PanIN)の最終診断に至った。膵がん早期診断を目標とした市中病院における新たな取り組みとしてここに報告する。

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