日本消化器がん検診学会雑誌
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原著
直接作用型抗ウイルス薬治療後のC型肝炎における肝硬度と肝脂肪量のMRIによる長期的変化の検討
大野 秀樹木村 綾子後藤 俊哉細田 麻奈岡部 ゆう子小川 哲也
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ジャーナル 認証あり

2026 年 64 巻 3 号 p. 502-511

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抄録

【背景】C型肝炎における直接作用型抗ウイルス薬(Direct Acting Antivirals: DAA)治療によるSustained Virological Response(SVR)後の長期的な肝線維化と肝脂肪量の変化についてMRエラストグラフィ(MRE)とProton Density Fat Fraction(PDFF)により解析した。

【対象と方法】DAA治療前後にMREを施行した当院C型肝炎患者53例を対象とし肝硬度と肝脂肪量の変化, 及び肝硬度の改善に影響する治療前因子について後方視的に解析した。

【結果】SVR後に肝硬度は有意に低下した。しかしSVR後3年の時点で治療前より19%以上低下したのは14例(54%)と約半数であった。肝硬度非改善に関与する治療前因子は高中性脂肪血症(p=0.028)であった。肝脂肪量は1年目には有意に低下したが, 2年目以降は治療前と有意な変化はなかった。

【結語】SVR後に肝線維化は経時的に改善するが, 脂質異常症を合併している場合は改善が乏しく, HCV治療とともに生活習慣病の管理が重要である。

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