2025 年 35 巻 2 号 p. 262-277
図書館・博物館・文書館等によるデジタルアーカイブの公開が進む一方,教育向けのメタデータ不足や情報量の膨大さが課題となり,教育現場での活用が進みにくい状況にある.筆者らは,デジタルアーカイブと教育内容を結びつける Linked Open Data (LOD)基盤として「教科書 LOD」「単元 LOD」「学習指導要領 LOD」を開発し, URI識別子を用いた横断的な連携の可能性を模索してきた.本稿では,構築した LOD基盤の構成, LODリソースと教育内容の関連付け,デジタルアーカイブコンテンツとの連携,教育活用の可能性を示し,手法の有効性を議論する.