抄録
本報告では、現地調査を踏まえたドイツごみ処理施設運営管理事業経営の現状や動向について検討するともに、日本のごみ処理事業との比較を通じて、都市ごみ管理の多様な事業経営形態の展開の違いに関する論点や課題を提示する。ここでは、5つの地域における協力のもとで4つの事業体が運営管理を担っているハム焼却施設の事例を取り上げる。さらに、ドイツの都市ごみ管理における事業経営の動向や特徴を押さえた上で、日独比較の観点からごみ処理施設の運営管理に伴う事業経営の違いについて、(1)行政単位、(2)民間関与の仕方や事業組織のあり方、(3)入札、(4)財源調達の違いからみた自治体の自立性、の観点から整理する。