抄録
プラスチック製容器包装リサイクルに求められる評価軸の明確化,課題設定および解決策の仮説発見のために,文献調査およびフォーカスグループインタビューによる要素抽出とISM法による問題構造図の作成によって,プラスチック製容器包装リサイクルの問題構造の全体像を把握した.まず,利害関係者へのヒアリング調査の結果を整理した資料から,それぞれの主体が認識している要素(問題点,解決策,評価軸)を抽出した.また,俯瞰的な視点からの要素抽出のために,政策決定者による資料および法律,専門家が著した文献に加え,リサイクルシステムの専門家5名を対象としたフォーカスグループインタビューを実施した.抽出された要素に対してISM法の図解化アルゴリズムを適用し,全要素間の一対比較を行った結果(関係行列)を要素間の直接的な関係のみを表す骨格行列に変換することで,問題構造図を作成した.