廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第26回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B6-1
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B6 有機性廃棄物の資源化
もみ殻の高付加資源への変換を基盤とするスマートエネルギーコミュニティーの構築と農・工異分野への資材供給
*立田 真文山崎 淳司中橋 雅彦竹内 美樹加治 幸大小泉 英康
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抄録

もみ殻は貴重なシリカ資源であり、もはや厄介物では無くなったことを繰り返し述べてきた1、2)。銅、亜鉛などにおいて、高品位と呼ばれる鉱床でさえも10%程度であるにも関わらず、もみ殻のシリカは20%含有されている。この事実からも、もみ殻はシリカを高濃度に含有する生物鉱山であると言える。このシリカを利用可能の状態でもみ殻から回収し、シリカ資材として様々な異分野へ提供することが目的である。そうすることで、もみ殻という日本人にとって完璧な再生可能エネルギー源からエネルギーを創成し、持続可能スマートエネルギーを利用するコミュニティーを分散型で構築していくことが可能になる。更に、水稲を生産するアジアの諸国と連携を計ることで、もみ殻の有効利用が更に進み、食文化に則した国際的なスマートエネルギー社会を協働でつくり上げることができる。

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© 2015 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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