廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第30回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: B5-2-O
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B5 ごみ文化・歴史
八王子市の廃棄物処理政策の転換ー大量廃棄から省資源化へー
*中川 和郎
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抄録

八王子市では、明治期から戦前期(1945年)までの繊維業を中心にした産業振興期での廃棄物の増加、戦後期(1945年)以降の東京のベッドタウン化に人口急増期では、廃棄物排出量が急増したことにより、大量の廃棄物をいかに処理していくかが課題であった。そして、清掃工場を中心にした中間処理施設の確保、最終処分場の確保などに追われていた。また、平成に入ってから、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の大改正と再生資源の利用に関する法律(再生利用促進法)の制定により、八王子市も大量廃棄から省資源化へと転換するようになった。そこで、本稿では、八王子市の廃棄物行政での大量廃棄から省資源化に転換した廃棄物処理政策について、八王子市でのごみ有料化の実施に向けた過程を事例に取り上げながら論述する。

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© 2019 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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