廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: C6-4-O
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C6 メタン発酵・燃料化
水熱処理を利用した汚泥スラリー化技術に関する検討
*房 正雄小林 信介板谷 義紀須網 暁中川 二彦
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キーワード: 汚泥, 水熱処理, スラリー
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抄録

固体燃料のスラリー化技術の一つにCoal Water Mixture(CWM)がある。CWMの作製において水熱処理や分散剤の添加、粉砕による粒度調整が一般的に行われている。燃料利用を目的としたCWMはその作製におけるコストや安定性に未だ数多くの課題があり現在利用されているわけではないが、燃料としてではなく汚泥の含水率低下と輸送性の向上を目的とする場合においてはその技術の利用も考えられる。ただし、Sludge Water Mixture (SWM)に関する検討は少なく、分散剤の添加や粉砕が汚泥スラリー粘度に与える影響についてはほとんど明らかになっていない。

そこで当該研究では水熱処理スラリーの低含水率化と輸送性の向上を目的とし、SWMの作製を行った。実験では水熱処理を行った汚泥に対して、粉砕による粒度調整を行い、汚泥含水率に対する水熱処理スラリーの粘度測定を実施した

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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