主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 31
開催地: Web開催 北海道大学工学部
開催日: 2020/09/16 - 2020/09/18
エネルギーは人間の生活や社会の発展に欠かせないものである。近年、世界的な経済成長を背景に、世界のエネルギー消費量は年々増え続けている。このとき、バイオマスからのエネルギー回収技術は持続可能な社会の実現に向けて重要な課題になる。一方、バイオマスは酸素含有量が高いため、化石資源に比へて発熱量が低く、エネルギー回収を効率化するには、低温でのガス化が望ましい。しかし、低温でのガス化は、配管閉塞や運転障害をもたらすタールの発生につながりやすい。タールの性質や成分の解明を踏まえた、タール制御技術の向上が必要である。本研究ではバイオマスのガス化プロセスにおいて温度、ER(酸素当量比)、水蒸気添加といった主要なパラメータと生成ガス・タール濃度の関係および触媒の効果を検討した。