廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D3-9-W
会議情報

D3 排ガス処理・監視
バイオマスガス化プロセスとタール抑制に関する研究
*蔣 競川本 克也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

エネルギーは人間の生活や社会の発展に欠かせないものである。近年、世界的な経済成長を背景に、世界のエネルギー消費量は年々増え続けている。このとき、バイオマスからのエネルギー回収技術は持続可能な社会の実現に向けて重要な課題になる。一方、バイオマスは酸素含有量が高いため、化石資源に比へて発熱量が低く、エネルギー回収を効率化するには、低温でのガス化が望ましい。しかし、低温でのガス化は、配管閉塞や運転障害をもたらすタールの発生につながりやすい。タールの性質や成分の解明を踏まえた、タール制御技術の向上が必要である。本研究ではバイオマスのガス化プロセスにおいて温度、ER(酸素当量比)、水蒸気添加といった主要なパラメータと生成ガス・タール濃度の関係および触媒の効果を検討した。

著者関連情報
© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top