流通研究
Online ISSN : 2186-0939
Print ISSN : 1345-9015
ISSN-L : 1345-9015
投稿論文
脱コモディティ化のためのカテゴリープライミング戦略:
消費者の支払意向額に対するプライミング効果とその調整要因
西本 章宏勝又 壮太郎本橋 永至石丸 小也香高橋 一樹
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 18 巻 1 号 p. 29-54

詳細
抄録

 本研究の目的は、コンテクスト効果の一種であるプライミング効果の枠組みを用いて、ある製品に対する支払意向額の判断において、当該製品とは異なるカテゴリーの製品との接触が消費者の支払意向額に与える影響を検証することである。また、プライミング効果の影響を調整する要因として、「製品カテゴリーに対する消費者の事前知識」と「製品カテゴリー間の類似性」を考慮する。さらに、消費者行動研究の視点から、価格競争に巻き込まれないための脱コモディティ化戦略の一施策を提示する。

著者関連情報
© 2016 日本商業学会
前の記事 次の記事
feedback
Top