M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS0617
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OS0617 結晶粒径の異なる純チタン薄膜の熱応力駆動型引張り試験(OS06-04 力学特性の発現機構,OS06 微視構造を有する材料の変形と破壊(2))
橋本 和基多田 直哉清水 一郎
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抄録
純チタン薄膜試験片を,それより線膨張係数の高いポリカーボネート板と両端で接着し,それらを同時に加熱することで,線膨張係数の差によって試験片に引張り応力を発生させる熱応力駆動型引張り試験を,結晶粒径6μmの試験片と50μmの試験片を用いて実施した.得られた応力-ひずみ線図を結晶粒径の違いにより比較すると,結晶粒径6μmの試験片の方が最大応力は約1.4倍程度高く,破断ひずみは小さかった.また試験前後の局所寸法の変化より,結晶粒径の違いが局所的な変形に及ぼす影響について検討した.
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© 2008 一般社団法人 日本機械学会
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