日本重症心身障害学会誌
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一般演題
P-2-E38 母親の重症心身障害児(者)の表現に対する捉え方
坂本 幸繁
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2014 年 39 巻 2 号 p. 325

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抄録
目的 重症心身障害者を育てる母親へのインタビューを通して、重症心身障害者を育てる母親の重症心身障害児(者)の表現に対する捉え方を明らかにすること。 研究対象者 A病院の生活介護サービス若しくは日中一時支援サービスを利用している在宅重症心身障害者の母親。 方法 半構成的面接法を実施した。「お母さんはどんなときにAさんが何かを表現していると感じますか」「お母さんはいつ頃Aさんが何かを表現していると気付きましたか」「お母さんがAさんが何かを表現していると気付いたきっかけは何ですか」等をコアの質問とし、インタビューを実施した。また、Krippendorffの方法を元に内容分析を行った。 結果 研究参加者8名の母親の平均年齢は54.8歳、重症心身障害者の平均年齢は26.4歳であった。面接平均時間は27分6秒であった。対象者の大島分類は1が5名、2が1名、5が1名、17が1名であった。分析の結果【母親が捉える重症心身障害者の表現の変化】【母親が気付かなかった重症心身障害者の表現】【母親が重症心身障害者の表現をパターン化して捉えているもの】の3つのコアカテゴリーを抽出した。 考察 インタビューから得た示唆は、重症心身障害児(者)の表現の意味を理解しようとする姿勢が重要であり、それが表現を捉えることにつながること。母親は重症心身障害者の表情に一番着目しており、そこから捉えた表現を時間をかけてパターン化して意味を理解していること。重症心身障害者の表現は時間とともに変化する可能性があり、常に新しい表現に着目している必要があること。重症心身障害者の表現の意味を理解するには、家族や多職種間の情報共有が不可欠なことであった。 結論 重症心身障害児(者)に関わる看護職者はその特徴を十分に踏まえ、表現の意味を理解する姿勢を持ち続け、入院期間が長期にわたる重症心身障害児(者)であっても常に新しい視点で看ることが重要である。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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