筑波大学大学院人間総合科学研究科 [日本]
2007 年 13 巻 p. 21-32
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繰り返し聴取が音楽の聴取印象に影響を及ぼすことは古くから知られており,多くの研究がなされている。これを検討する一般的な研究パラダイムは,特定の楽曲を反復提示して評定を求め,得られた評定値の変化を追うというものである。その他に,単純接触効果の実験パラダイムに基づくもの,および聴取回数の操作を伴わない相関(準実験的)研究もある。以上3種の研究パラダイムについて,特に時間要因に関連するものを中心に,問題や難点を考察する。その上で,今後の研究に対し注意を喚起するとともに,改善策を提案する。
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