日本栄養・食糧学会誌
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アレルギー原因食品を除去した保育園給食中の脂肪酸およびコリンリン脂質由来コリン含量について
上田 愛子杉山 寿美石永 正隆
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60 巻 (2007) 3 号 p. 167-171

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抄録

食物アレルギー児を対象として, 卵・牛乳・大豆・小麦・青魚等多くの食品を除去した給食 (A保育園) と卵・牛乳・大豆を除去した給食 (B保育園) 中の脂肪酸およびコリンリン脂質由来のコリン量を測定した。分析の対象として, 間食も加えた。総脂肪酸含量は平均でともに約9.0gで一般より少なく, 魚を主菜にした給食ではA保育園で5.2g, B保育園で6.8g, 肉を主菜にしたときの10.8gと9.9gに比べて低かった。一方, IPA, DPAやDHA含量は, 魚を主菜にした給食では, AとB保育園で, それぞれ0.1gと0.6g, 肉を主菜にした給食ではともに0.05g未満であった。また, コリンリン脂質由来のコリン含量は, AとB保育園で, それぞれ29.8mgと23.5mgであった。以上の結果から, 脂肪酸含量やIPAやDHA含量は栄養給与目標値と比べるとかなり低値であるので, 保護者と栄養士が十分連絡を取り, 子どもの栄養指導にあたることが重要であることが認識された。

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© 2007 公益社団法人 日本栄養・食糧学会
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