日本栄養・食糧学会誌
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マウス身体的疲労および認知障害に対するパントテン酸カルシウムの効果について
中川西 修小野木 弘志佐藤 敦渡辺 弘見平賀 元新島 富紀枝丹野 孝一恩田 昌明東野 勲古田 精一只野 武
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2010 年 63 巻 1 号 p. 9-16

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抄録

本研究では, パントテン酸カルシウムの抗疲労効果および認知障害改善効果の有無を行動薬理学的に検討した。実験方法として, マウスを1.5時間または3時間強制歩行負荷しその後に自発運動量および強制水泳試験における水泳行動を測定した。さらに, パントテン酸カルシウム欠乏マウスを使用し, 1.5時間の強制歩行負荷後の自発運動量を測定した。また, スコポラミン誘発性の学習障害に対するパントテン酸カルシウムの効果をY-迷路および受動回避反応測定装置を用い検討した。パントテン酸カルシウムの300および600 mg/ kgの経口投与により, 3時間強制歩行負荷後の自発運動量および水泳行動の減少が改善した。パントテン酸カルシウム欠乏マウスは, 強制歩行負荷後の自発運動量の減少がコントロールと比較し, 顕著であった。スコポラミン誘発性学習障害は, パントテン酸カルシウムの急性または慢性投与によって改善しなかった。以上の結果から, パントテン酸カルシウムが身体的疲労を軽減できるサプリメントとして有用である可能性を示唆した。

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© 2010 公益社団法人 日本栄養・食糧学会
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