日本栄養・食糧学会誌
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行動変容を目的とした職域におけるメタボリックシンドローム対策プログラム
相馬 優樹片嶋 充弘倉内 静香沢田 かほり德田 糸代駒目 瞳村下 公一中路 重之
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2019 年 72 巻 1 号 p. 19-26

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抄録

本研究は, 職域における健康教育プログラムがメタボリックシンドローム指標に及ぼす効果を検討することを目的とした。参加者は, 青森県弘前市に事業所を置く3企業の社員92名とした。参加者は介入前の健康チェック後, 3カ月間の健康教育プログラムに参加し, 介入後の健康チェックを受けた。プログラムは, 月1回の内臓脂肪面積の測定によるモニタリング, 内臓脂肪低減を意図した食教育, およびそれを補助する職域給食としての弁当の提供の3要素で構成されていた。介入前後で, 参加者の腹囲, 内臓脂肪面積, 収縮期血圧が改善しており, 男性においては体重も減少していた。弁当の提供だけでなく, モニタリングや食教育も含めたメタボリックシンドローム対策プログラムにより, 食生活全般の改善を介して効果が得られると考えられた。

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© 2019 公益社団法人 日本栄養・食糧学会
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