胃電図は, 体表面より導出した胃平滑筋電気信号の周波数解析による胃機能評価法である。これまでに朝食欠食等により朝食摂取前の胃運動が減弱することや, 胃収縮の強さと食欲が関連することを報告しているが, 生活習慣の影響は不明であった。そこで本研究では, 朝食摂取習慣を有する若年女性106名の朝食摂取前の胃電図 (胃運動のパワーと出現頻度) と生活リズム (睡眠や朝食時刻) との関連を検討した。その結果, 胃運動の出現頻度 (低) と平日の朝食摂取時刻 (遅) に有意な相関が認められ, 加えて胃運動のパワー (低) と平日の睡眠時間 (長), 平日の起床時刻 (遅), 平日の睡眠中央時刻 (遅) の間にも有意な相関が認められた。重回帰分析の結果, 胃運動出現頻度 (低) に朝食摂取時刻 (遅) が独立して関連していた。結論として, 朝食摂取習慣を有する若年女性において, 朝食摂取前の空腹期胃運動に平日の習慣的な朝食摂取時刻が関連することが示唆された。