抄録
1. BHA, ハイドロキノンの0.01~0. 001%を大豆油に添加し, 170℃ で5分問小麦粉をあげ, 揚げの回数と揚げ油の過酸化物価, 発煙点及び揚げ物に吸着する油脂量を調べたが, 抗酸化剤としての効果を示していないようであった。
2. BHA, BHT, ハでドロキノン, PG, IAG等の抗酸化剤のペーパークロマトグラフぐをMitchellの方法で行なった。
3. ンジンで抽出し, 抗酸化剤を酢酸エチルで抽出分別した。その石油ベンジン抽出物はペーパークロマトグラフィの発色を認めず, 酢酸エチル抽出部のみ発色した。また酢酸エチル抽出物中の抗酸化剤の回収率はBHAで95%, PGで34%であった。
4. 170℃ 加熱で油脂中の添加抗酸化剤が分解したか否かの確認に, ペーパークロマトグラフィの発色の有無で判定し, BHAでは60分, BHTでは120分, PGでは30分, ハイドロキノンで60分, IAGで30分で分解することを知った。
5. BHA, BHTを大豆油に添加し, それぞれ60分, 120分間170℃ で加熱分解した大豆油に, 同時に空気を吹込み, 自働酸化させたが, 過酸化物価は未添加油とかわらず抗酸化作用を示さなかった。