抄録
Wistar strain male adult rat (Body weight 200-300g) を使用して2週間ad libitumとpaired feedingし, 16hr間絶食した後採血して血液中のfree amino acids含量を“HITACHI”Amino acid Autanalyserで分析定量し, RC-24B TOMY Micro HematocritCentrifugeにて補正した。
(1) 無蛋白群と20%カゼイン群をad libitumにてfeedingした成熟白鼠の血液中の遊離アミノ酸の含量は蛋白レベルが高くなると赤血球も血漿も遊離アミノ酸が高くなり, とくに赤血球中のAla, Lys, Ser, Argなどは高く, 血漿はThr, Glu, Tauなどが高くなった。
(2) 5%カゼインに無脂肪と30%脂肪の飼料にて成熟白鼠をpaired feedingした時, 血液中の遊離アミノ酸はカロリ-が増加すると赤血球も血漿も高くなる。 また両群の血漿と赤血球中の遊離アミノ酸を比較すると無脂肪群の時は血漿は赤血球中の遊離アミノ酸が高いがカロリ-が増加すると赤血球の遊離アミノ酸は血漿中の遊離アミノ酸より上昇した。
(3) 20%カゼインに無脂肪と30%脂肪の飼料にて成熟白鼠をpaired feedingした時の血液中の遊離アミノ酸はカロリーが増すと赤血球の遊離アミノ酸が高くなるが血漿は逆に低くなった。 しかし無脂肪群の時はカロリーが高い群と逆現象的にすなわち血漿が赤血球中の遊離アミノ酸より高くなった。
(4) E/P (Erythrocytes per plasma) は一般的にカロリ-が増加するとそのRatioが大きくなり, そのRatioは10.0以下であった。
(5) E/N (Essential amino acid per non essential amino acid) は一般に蛋白レベルが増加し, カロリーが高くなるとE/NRatioも高くなり, そのRatioは0.2-0.7であり, まだ血漿のE/Nが赤血球のE/Nより大きかった。