抄録
食品中のゲルマニウムの定量を行なうに当って, 四塩化炭素抽出後フェニルフルオロンで発色する方法を検討し, つぎのごとく改良した。
試料 (デルマニウムとして8μg以下) を550℃で乾式灰化し, これを9N塩酸10mlで50mlの分液ロートに移し, 5分後四塩化炭素5mlで2分間激しく振盪抽出する。四塩化炭素抽出液2mlを0.01%塩酸酸性0.01%フェニルフルナロン溶液で発色させ10分後 (20℃以下), 508mμの吸光度を測定する。
20種の食品についてゲルマニウム含量を測定した結果100g中に0.2μgから17.5μg含まれ, 大豆, ニンジン, クコ等に比較的多量含にまれていることを認めた。