血漿のエラスターゼ阻害作用に及ぼす, 高脂食, 高塩食, 飼料蛋白質のレベルの影響について検討した。
1) コレステロール投与群はコントロール群よりも阻害活性は高くなった。リノール酸や, レンチジン, シイタケ投与群はコントロール群より低くなった。
2) ナトリウム, カルシウム投与群はコントロール群より, それぞれ, 30%, 18%阻害活性は低下した。マグネシウム投与群は変化なかった。
3) 飼料中のたん白質量が増加すれば, 阻害活性も高くなることを認めた。また, 必須アミノ酸混合物投与群では, トリプトファン欠乏により約50%阻害活性が低下した。