富山大学医学部小児科
2007 年 21 巻 3 号 p. 271-280
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小児期の喘息の自然歴として,喘息児の30-50%は一旦寛解するが,その約30%がその後に再発するとされている.寛解に至らない,あるいは寛解後に再発する因子としては,吸入ステロイドによる介入の遅れ,リモデリングの存在,アレルギーの残存,遺伝的要因,さらには環境要因が挙られるため,これらを視野に入れた総合的な対応が寛解率向上と再発率低下に結びつくものと思われる.しかし,この分野におけるエビデンスアは少なく,長期にわたる前方視的な検討が必要である.
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