小児歯科学雑誌
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原著
小児の口唇閉鎖力に関する研究
第6報 各咬合における小児から成人までの最大口唇閉鎖力の推移
小野 俊朗青山 哲也村田 宜彦井鍋 太郎神谷 省吾大塚 章仁徳倉 健王 陽基柴田 宗則
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2009 年 47 巻 4 号 p. 568-575

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抄録
日常生活において,小児のみならず成人においても普段口が開いている人を多く見かける。著者らは,口唇の機能に着目し,小児の口唇閉鎖力とそれに伴う口腔の機能と形態の成長過程での影響について調査してきた。今回,小児から成人に至るまでの正常咬合と各不正咬合の最大口唇閉鎖力の推移,および口唇閉鎖力と咬合との関係について,名古屋市内の保育園児,小学生および成人男性を対象に検討を行い,以下の結果を得た。1 .最大口唇閉鎖力に対して歯齢は,有意な因子であり,歯齢とともに上昇した。2 .最大口唇閉鎖力は,IIIA 期以降,咬合による影響を受け,成人における寄与率は小児よりも高かった。3 .IIIA 期以降の最大口唇閉鎖力は,正常咬合に対して開咬と上顎前突は弱く,反対咬合と過蓋咬合は強かった。4 .永久切歯の咬合が確立する時期から口唇閉鎖の機能と歯列形態との関係が顕著に現れ,機能と形態が相互に影響し合いながら成長していることが示唆された。
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© 2009 日本小児歯科学会
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