小児歯科学雑誌
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鹿児島大学小児歯科における咬合誘導患児の実態調査
塩野 幸一清水 久喜小椋 正
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1993 年 31 巻 1 号 p. 62-68

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抄録

鹿児島大学小児歯科外来では,咬合誘導は,永久歯咬合の完成を迎えるまでの連続線上で考える必要があることから,当大学の矯正科と共通の理念と技法および料金システムのもとで咬合誘導外来を開始した結果,以下の結論が得られた.
1.主症状別では反対咬合(53.8%)が最も多く,次が叢生(25.5%)で,次いで上顎前突(7.9%)であった.
2.不正要因別では骨格型が最も多く,次が機能型で,次いでDiscrepancy型であった.
3.咬合誘導の臨床は地域特性や社会環境を考慮して行なう必要があると思われた.
4.不正咬合以外の主訴で来科し,その後咬合誘導の管理下に入ったものは103名で31 .3%認められ,小児歯科における特徴を示したと思われるため,今後は,より効果的な方法論の改良が必要であると考えられた.

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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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