小児歯科学雑誌
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若年者のインプラントに関する実態調査
井下田 繁子宮良 美都子小野 美紀子加藤 仁夫前田 隆秀
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2007 年 45 巻 1 号 p. 74-80

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抄録
平成11年4月~平成18年3月末までに当科に来院した12~20歳までの若年者のインプラント治療59名(男子16名,女子43名)の実態調査を行った.
インプラント希望者の来院主訴は外傷,先天欠如歯,矯正用アンカー希望であった.外傷の原因の多くは交通事故で,来院ルートは院内からの紹介が多かった.歯の欠損の理由が外傷であることから上下顎前歯部の埋入希望が多かった.インプラント治療を希望する理由は健康な歯を削りたくないことであった.補助手術として,ベニアグラフトによる骨移植,非吸収性膜を用いた骨再生誘導法など実施した.メインテナンス・リコールは6か月毎に行っている.
若年者のインプラント希望者は年々増加が見られ,実際に他施設においても臨床報告はあるが,診断基準に関する報告はない.症例の蓄積が若年者患者のインプラント治療の選択を広げると考えた.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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