日本門脈圧亢進症学会雑誌
Online ISSN : 2186-6376
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総説
肝移植と門脈圧亢進症
—shear stress理論と過小グラフトへの対策の変遷—
佐藤 好信
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2010 年 16 巻 1 号 p. 19-25

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抄録
成人生体肝移植過小グラフトにおいては,移植後も高度門脈圧亢進状態が持続し,移植グラフトの再生や肝機能に大きな影響を及ぼすことが知られている.本論文では,肝切除後肝再生において我々の提唱してきた理論,Matrix 関連遺伝子であるPAI-1 mRNAとshear stress関係,さらに過剰なshear stressの肝障害を引き起こすメカニズムをHO(Heme-oxygenase)-1-COシステムにおけるビリルビン代謝から論じた.また上記の基本理論に基づいた過小グラフトの外科としての対策についても述べた.移植後門脈圧亢進状態理解の一助になれば幸いである.
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© 2010 日本門脈圧亢進症学会
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