日本門脈圧亢進症学会雑誌
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臨床研究
孤立性胃静脈瘤破裂に対するシアノアクリレート注入による内視鏡的止血と追加治療の成績
今井 幸紀中澤 学近山 琢渡邊 一弘安藤 さつき水野 芳枝吉野 廉子菅原 通子濱岡 和宏稲生 実枝持田 智
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2012 年 18 巻 1 号 p. 36-39

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抄録
孤立性胃静脈瘤破裂に対してα-cyanoacrylate monomer(CA)注入による内視鏡的止血術を施行した症例の経過をもとに,同止血法の有用性と追加治療の妥当性について検討した.胃静脈瘤破裂と診断した26例に対し,75%CAを胃静脈瘤に注入した.その後,胃腎短絡路があればB-RTOを,なければEO+CAによるEISを施行した.Child-Pugh grade Cの場合はその時点では追加治療を施行しなかった.CAの注入後24例(92%)で止血が得られ,他の2例は翌日のCA再注入で止血が得られた.その後18例でB-RTOを施行した.B-RTO不成功の2例と胃腎短絡路のない3例にEISを追加した.救命率は96%で,胃静脈瘤からの再出血はなく,B-RTOまたはEISを追加した例では胃静脈瘤の再発はない.胃静脈瘤破裂に対するCAによる内視鏡的止血の成績は良好である.胃腎短絡路の有無と肝機能から判断した追加治療の方針は妥当であると考えられた.
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© 2012 日本門脈圧亢進症学会
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