日本門脈圧亢進症学会雑誌
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総説
胃静脈瘤治療の調査研究とその展開
村島 直哉
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2016 年 22 巻 1 号 p. 27-30

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抄録

胃静脈瘤出血の頻度は少ないが致死的であるため,有効な治療方法を早期に保険収載し,全国で実施する必要がある.内視鏡的治療における組織接着剤塞栓術とB-RTOは治療開始されて20年以上の歴史があるが,症例数の少なさから,高いエビデンスを構築するに至っていない.2009年に行われた日本門脈圧亢進症学会の学術委員会による全国調査から多変量解析にて有意差が得られた内視鏡的組織接着剤塞栓術を,早期導入を要望する医療機器等に関する要望書として学会から厚労省へ提出した.審議の上,薬事承認が得られ全国で使用できるようになった.この経緯とその後の展開を解説し,今後の学会活動の参考にしていただきたい.

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© 2016 日本門脈圧亢進症学会
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