主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:IUGR
回次: 7
開催地: 東京都
開催日: 1989/01/21
p. 120-135
はじめに
近年の周産期医学の進歩により,これまで生存不可能と思われてきた未熟児のintact survivalが可能となってきた。しかしながら,intrauterine growth retardation (IUGR)のperinatal mortalityやmorbidityは依然として高く1),その管理のあり方がクローズアップされている。そこで今回,われわれは,当周産期センターでいままでに取り扱ったIUGRの周産期諸因子と予後について検討を加えたので報告する。