2016 年 32 巻 2 号 p. 100-101
血管原性切断者の割合は増加傾向にあり,高齢切断者における併存症や原疾患の重篤化など様々な問題が生じている.そして切断術は延命措置のために行われることも多く,立位,歩行不能によるさらなる身体機能低下を引き起こすことは必至である.また,入院期間の短期化によって装着練習期間が不十分なまま退院を余儀なくされるケースも多く,理学療法士(PT)の介入経験の不足が深刻な問題となっている.このような社会背景の中でPTは日々の臨床を行っている現状がある.この負のスパイラルに対し,どのような介入方法が考えられるのであろうか.今後,切断者のニーズも高くなってくることが予想されるが,これにどれだけリハビリテーションスタッフは応えることができるのか,これからの重要な課題である.