2016 年 32 巻 2 号 p. 95-99
リハビリテーション専門職には,近年,「活動と参加」の視点をもってアプローチすることが求められており,それは,切断と義肢への取り組みでも同様である.当然ではあるが,画一的な義手の操作獲得のみでは生活で使用することはできない.上肢欠損という心身機能の側面のみで捉えるのではなく,生活の場である「活動」での関わり,さらに,子どもの「参加」の場である家庭·幼稚園·保育園·学校など地域生活で活用できることが重要である.本稿では,兵庫県立リハビリテーションセンターで取り組んできた,小児筋電義手のリハビリテーションのアプローチと,子どもたちが筋電義手を生活で活用するためには,どのような支援が必要であるかを考えたい.