国立障害者リハビリテーションセンター研究所
国立障害者リハビリテーションセンター学院
国立障害者リハビリテーションセンター病院
2019 年 35 巻 3 号 p. 212-218
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下の断面画像から軟部組織の断面積を算出して比較した.全ての片側切断者において断端は健側に比べて断面積は小さく,対健側比の平均値は80.0±6.0%であった.筋断面積の対健側比は切断者の年齢や切断歴と相関した.筋の中でも大殿筋と大腿四頭筋の萎縮が大きい一方,内転筋群の萎縮は小さく,逆に長内転筋は断端の方が断面積は大きかった.また,義足歩行をする片側切断者と義足歩行をしない両側大腿切断者の断端の筋の構成比を比較すると,両側大腿切断者の方が大殿筋の萎縮が大きいが,内転筋群の萎縮は差がなかった.
日本義肢装具研究会会報
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