脳卒中患者に対して早期に長下肢装具を作製して歩行練習を開始することは,身体機能や日常生活動作の改善に有効である.長下肢装具の作製にあたっては,二次救急病院と三次救急病院で在院日数が異なることから,病院機能に応じて長下肢装具作製の判断を行うことが必要である.長下肢装具作製の有無を問わず重要なことは,急性期病院の備品装具の充実と歩行再建の方法について回復期リハビリテーション病院と連携することであり,作製にあたっては院内多職種連携が必要になる.今回,我々は二次救急病院として,長下肢装具作製の院内連携,院外連携を構築したので報告する.