日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第48回日本植物生理学会年会講演要旨集
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イネ胚乳で機能するデンプン枝切り酵素アイソザイムのアミロペクチン合成における役割
*内海 好規藤田 直子中村 保典
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p. 811

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抄録
デンプン枝切り酵素(SDBE)はアミロペクチン分子構築に重要な酵素であり、3種類のイソアミラーゼ(ISA)と1種類のプルラナーゼ(PUL)が存在する。イネ胚乳ではISA1-ISA2複合体とISA1ホモ複合体が共存することを昨年本学会で報告した。本研究ではSDBEのアミロペクチン合成寄与について報告する。研究方法としてイネ胚乳特異的プロモーターを用いたRNAi法によりISA発現を抑制した。ホストとして野生株(金南風)とPUL変異体(PUL遺伝子のエクソン10にトランスポゾンが挿入)を使用した。ISA1を抑制した結果、ISA活性がほぼ完全に失われ、sugary-1変異体(ISA1変異体)と同様、フィトグリコーゲンの蓄積を観察した。ISA2を抑制した結果ISA1-ISA2へテロ複合体が喪失、ISA1ホモ複合体活性のみが観察されたがそのデンプンは野生株のものと変化なかった。ISA1またはISA2の欠失によりフィトグリコーゲンを蓄積するアラビドプシスやジャガイモの結果とイネ胚乳とは異なることが分かった。イネ胚乳においてISA1ホモ複合体はISA1-ISA2ヘテロ複合体とプルラナーゼの機能の大部分を補うことができると考えられた。
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© 2007 日本植物生理学会
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