2025 年 41 巻 2 号 p. 125-132
小児消化管疾患における画像検査として,単純X線検査,超音波検査,CT・MRI検査,消化管造影検査,消化管内視鏡検査,核医学検査などが挙げられるが,疾患や年齢,放射線被ばくと検査の必要性を考慮し,適切な画像検査の選択が求められる.特に超音波検査はあらゆる年齢の小児患者で施行でき,リアルタイムで情報を得られるため汎用性の高い検査であり,追加検査を行うかの判断材料ともなり得る.代表的な疾患の画像の特徴を把握し画像検査を活用することで,今後の診療の一助となると幸いである.