抄録
現在の太陽系における、数十から数百m サイズの微小天体のサイズ分布は、よくわかっていない。これらの天体のサイズ分布はより大きな小惑星、あるいはより小さい惑星間塵のサイズ分布と合わせて、クレーター形成や小天体破壊メカニズムの理解に重要な役割を果たす。本講演では、SELENE 衛星に搭載される Terrain Camera や「はやぶさ」に搭載されるAsteroid Multiband Imaging Camera のデータから、km 以下のクレーター分布を導出し、そこからimpactor のサイズ分布を決定する方法について議論する