主催: 日本惑星科学会2004年秋季年会実行委員会
国立天文台
東大
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月形成の「巨大衝突仮説」の拠り所の一つとなっているのが、SPH法を用いた一連の数値実験である。しかし、Cameron, Canupらの数値実験には、多くの点で問題がある。特に有効空間分解能が周地球円盤の半径程度しかないのは致命的である。今回、我々は高精度の3次元Euler-Meshコードを用いて、巨大衝突仮説の再検証を行った。その結果、周地球円盤から形成される月質量は数日で急激に減少するという問題点があることがわかった。
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