日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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総説
胸部理学療法に関する今日的考え方
安藤 守秀岡澤 光芝榊原 博樹
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2001 年 11 巻 2 号 p. 302-312

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抄録

胸部理学療法は気道の管理を中心とした理学療法手技のことを指し,その基本的内容としては幾つかの排痰手技が含まれる.近年科学的検討が重ねられ,胸部理学療法の臨床的有効性が証明された.また新しい手技も多く編み出されているが,咳嗽・強制呼出,体位ドレナージを組み合わせた伝統的手技を大きく上回るものは見い出されていない.胸部理学療法は呼吸リハビリテーションの一部を占め日常診療におけるその正しい位置づけが望まれる.

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© 2001 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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