日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
シンポジウムII
アクションプランを用いた在宅での急性増悪の早期対応と課題
山路 聡子梨木 恵実子大槻 雪枝長谷川 信堀江 健夫土橋 邦生
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 23 巻 2 号 p. 133-137

詳細
抄録

慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive Pulmonary Disease,以下COPD)は在宅でも医療連携に基づいてアクションプランを用いることにより,急性増悪に早期に対応することが可能である.またそれにより,入院による患者の生活の中断を回避できる可能性があり,生活の質(Quality of Life,以下QOL)の低下を最小限に食い止めることができる.高齢者は急性増悪の症状に気づかない,あるいは症状に気づいても正しく服薬できない等の理由で,訪問看護を契機にアクションプランを開始する場合も多い.訪問看護とチーム医療が在宅での急性増悪の早期対応の要であり,訪問看護師の教育とアクションプラン運用のためのチーム連携システムの確立が必要不可欠である.

著者関連情報
© 2013 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top