日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
呼気終末二酸化炭素分圧測定装置 “カプノアイ®”の有用性
渡邉 彰, 楠 啓輔, 川上 真由, 大野 静香, 佐藤 千賀, 伊東 亮治, 阿部 聖裕
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2021 年 30 巻 1 号 p. 102-108

詳細
抄録

【目的】呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)測定装置であるカプノアイ®の有用性を検討した.

【方法】入院患者50名を対象とし,動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)およびPETCO2を測定し比較検討した.またカプノアイ®の忍容性を質問票にて調査した.

【結果】PaCO2は29.4-75.8 torr(中央値42.9),PETCO2は21-72 torr(中央値35)であり,良好な相関を示した(r=0.75).高炭酸ガス血症に対するPETCO2のカットオフ値は37 torrであった(感度86%,特異度79%).PaCO2とPETCO2との差は測定時の呼吸数と有意に正の相関を示した(r=0.55).患者の80%がカプノアイ®は「全く苦しくない」と回答した.

【結語】カプノアイ®の忍容性は高く,測定値はPaCO2と良好な相関を示した.呼吸数はPaCO2とPETCO2との差に影響するため注意を要する.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top