COPDアセスメントテスト(CAT)は,従来のQOL質問票と比較して簡便で,入手も容易であり,COPDの治療介入必要性の判断や増悪予測の補完的ツールとして,臨床現場でも活用されている.CAT調査票実施における注意点として,CATは8項目全体で検証されたものなので,質問を分割したり,互いに独立して使用したりすることはできないとされている.自己完結型調査票として開発されたものなので,基本的にインタビューによる実施は認められていない.一方でCATの回答には約5割が支援を要したという報告もあり,視覚障害者や高齢者への実施の場合は,支援者は中立的であるように努めて支援する必要がある.当院では診察の待ち時間でCAT調査票を記入してもらい,患者と症状や治療効果を共有している.質問項目の分割使用は認められていないが,個々の項目を確認することで患者ごとの特徴を捉えることができる.