日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
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原著
慢性呼吸不全に対し非侵襲的陽圧呼吸を導入し在宅医療が可能となった9症例の検討
青木 弘道石田 智之村上 弘樹金子 晴明峯岸 祐司渡部 厚一岡野 哲也橋本 健一林原 賢治齋藤 武文渡辺 定友
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1999 年 9 巻 2 号 p. 230-235

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抄録

在宅医療に非侵襲的陽圧呼吸(noninvasive positive pressure ventilation, NIPPV)を導入できた9症例について検討した.NIPPV導入前の平均PaCO2は77.2 torrであり,PaCO2 70 torr 以下での導入が望ましいと考えられた.昼間のみ,または短時間のNIPPV管理で夜間のdesaturationやPaCO2の改善を認めた症例があり,患者の不快感を考慮した短時間のNIPPV管理でも有効であると考えられた.

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© 1999 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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