2019 年 35 巻 2 号 p. 16-23
【目的】訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコール(以下、本プロトコール)電子版の有用性を検討する。
【対象・方法】本プロトコール紙媒体の使用経験がある訪問看護師3名を対象に、電子版の構成・内容、操作性、携帯性、活用可能性と危惧をインタビューにて評価した。
【結果】尿量の記入方法など訪問看護現場に合わせた修正が必要と思われるが、操作性は紙媒体より優れていた。活用可能性では、新人看護師への教育、医師との情報共有、介護者・本人による活用可能性が期待されるが、訪問看護記録との作業重複などが危惧された。
【結論】紙媒体より電子版の方が有用と考えられるが、今後、更なる改善が必要である。