日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第52回研究発表大会
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交通関連施設における視環境の再構築 2
広告とサインとの関係に関する印象評価実験
*玉置 淳井上 征矢山本 早里西川 潔
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p. 26

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抄録
サインを見つけ難くしている要因として、駅構内のサインと広告や店舗の看板が建築的に非常に近い位置に設置されていることが多いこと、これらに使われて> いる色彩には類似色が多いことが考えられる。本報では、駅構内におけるサインと広告との関係に焦点を絞り、特に空間的な位置と色彩に着目し、『サインの『見つけやすさ』『駅構内の印象』の二点に与える影響を、印象評価実験を通して検討した。その結果、両者共によくなるのは、「サインを黒地化」したものであった。「広告をなくす」場合は、『サインの見つけやすさ』は良くなるものの、『構内の雰囲気』は最も悪かった。空間的な関係では、「広告の位置を上下」させてサインの位置と離すことが、『サインを見つけやすく』する効果があったが、『構内の雰囲気』ではあまり効果はない。「広告の彩度を下げる」や「広告の内照式をやめる」は、『サインの見つけやすさ』に多少効果があるものの、『構内の雰囲気』を悪くしていた。以上から、サインを見つけやすくしつつ、構内の雰囲気を良くするためには、「サインの黒地化」が最も効果が高いことが明らかになった。
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© 2005 日本デザイン学会
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